世界の宅配ピザの値段

日本のみならず、世界中でピザのデリバリーサービスは展開されています。
特にアメリカや本場のヨーロッパ地方などは、ピザの消費量も日本より多いです。
日本ではピザを頼むと2,000円~3,000円するのは当たり前です。
ですが日本以外のピザはどんな値段で売られているのでしょうか?
大体同じ大きさのものを比較すると、値段にもかなりの差があることが分かります。

まず一番安いのはトルコ。なんと766円です。
ピザ一枚が1,000円未満で購入できるなんて夢のようですよね。
その他スリランカやインドなど、中東の地方ではピザは1,000円しないで1枚購入することができるという国が多いようでした。

そして中国やロシア、アメリカやオーストラリアなどは1,000円~1,500円程度で購入できるようです。
アメリカやオーストラリアなどはピザの消費が多いようなイメージですから、それだけ安い値段で販売されているのも納得できます。
フランスやイギリス、ギリシャなどになるとそれなり高いお値段になって2,000円前後の値段となります。
しかし、そちら方面の国でも一番高くてスペインの2,500円程度です。
大きなサイズでも2,000円少々出せば購入することができるのですね。

そして一番高いのはご存知日本。
なんと3,200円と、一国だけ3,000円を超えるというダントツっぷりでした。
それだけ日本のピザデリバリーサービスは高いものなんです。
なのでなかなか購入できないという人もいると思いますが、それでも日本でのデリバリーの値段としては普通なので、注文してしまうのも事実ですね。

当然日本円に対して他の国の通貨は円高や円安などレートによって変動するので常にこの値段、というわけではないのですが、それでも他国の中では一番高いスペインとも700円もの差があることを考えると、レートが変動しても日本のピザの高さは不動の1位となるわけです。
何がこんなに金額の差を生み出しているのか、気になりますよね。

ちなみにピザの本場イタリアでは、日本のピザデリバリー会社が進出していないようでした。
確かに本場の土地にわざわざ日本のピザのチェーン店を展開する必要は、会社としてもイタリア側としてもまったくメリットがないですからね。
高い値段なのに、本場のピザより味が劣ってしまっているというリスクも十分考えられます。
こうしたピザデリバリーは、ピザの文化が根付いていない地域だからこそ成り立つビジネスなのかもしれません。