見栄えのいいメニュー写真を撮るコツ

コツ1:つくりたてを撮影する

フード業界では、調理した商品をいかに美味しそうに写真撮影するかが、売り上げに大きな影響を与えます。
少しでも見栄えの良いメニュー写真を撮影するためには、必ず作ったばかりの状態を撮影することを心がけましょう。
目安としては、お客様に提供する理想的な状態で撮影することです。
熱いものなら湯気が見えるぐらい熱々な状態で撮影したほうがおいしそうに見えますし、写真にも映えます。

食品は、調理してから時間が経つと見た目や色が悪くなってしまうことが少なくありません。
見た目がおいしそうでなければ、注文したいと思うユーザーは当然ですが少なくなるでしょう。
最もおいしそうに見えるタイミングは、作り立てです。
その状態で撮影することで、メニューの写真も最もおいしそうに見えますし、ユーザーの食欲をそそります。

コツ2:明るい場所を選ぶ

写真撮影する際には、できるだけ明るい場所を選ぶこともコツです。
見た目の雰囲気も大切なので、キッチンの調理カウンターの上で撮影するのではなく、お客様がイートインテーブルなどを利用して撮影するのがおすすめです。
その際には、店内でも最も明るい場所を選ぶほか、店内の照明もしっかりつけて明るくしてから撮影するのがおすすめです。

ネットショップにおける写真撮影では、撮影用の白いブースを準備して、その中で撮影するケースが少なくありません。
しかしフード業界の撮影では、真っ白いブースよりも店内のテーブルで撮影したほうが映えることが多いですし、テラス席などで背景をぼやかす撮影方法なども人気があります。

コツ3:光を調整する

フード写真においては、光の加減が写真の映えに大きな影響を与えます。
店内のテーブル位置によってはフードに当たる光の方向や光量が変わりますし、撮影時間が長引くと撮影環境が変わってしまうこともあります。
できるだけ天気が良く日射条件が良い日を選んで撮影するだけでなく、照明器具などもしっかり準備したうえで撮影に臨みたいものです。

撮影の際には、できるだけすべての写真が同じ環境で撮影できるように、撮影環境を工夫することをおすすめします。
撮影するメニューが多ければ、撮影日を数日間設けることも良いでしょう。
また撮影する場所は、フードに対してできるだけ逆行に近い状況を作り出すことも、おいしそうに撮影するポイントとなります。

ただ、逆光に対して正面から撮影するのではなく、逆光から45度程度横にずれた方向からとってみてください。
この角度はフードの光と影のバランスが絶妙となり、最もおいしそうに見え、メニューとして映える写真が撮れます。
またカメラを構える角度も、フードの真上や真横ではなく、斜め上45度ぐらいから撮影するのがおすすめです。