デリバリーサービス配達員に必要な保険

新しい働き方として、デリバリーサービス配達員が徐々に増えてきました。デリバリー配達員になると手持ちの自転車をいかして、配達できます。ここではデリバリー配達員に必要な保険サービスを紹介、解説します。

保健施設所有者倍責任保険

食事をデリバリーする・しないにかかわらず歩行者と接触したり、負傷させたりするリスクがあります。例えばUberEatsの場合業務中はUber側で加入している賠償保険の適用が受けられます。しかし、これには落とし穴があり、保険の適用は「店舗で料理をピックアップし依頼者に届ける間」のみとなります。つまり普段は無保険状態なのです。中には何らかのかたちで、個人賠償保険に入っている人もいるようですが、個人賠償保険では業務中の事故は保証されません。保険が切れ目なく適用されるようにしておくのがベストですので、業務用保険に入りましょう。

施設所有管理者賠償責任保険

これは自転車を施設とみなして自転車そのものに保険を掛けます。保険名に施設と付いているので何かの管理と勘違いしそうですが、この保険は業務遂行リスクと施設リスクを保証する保険です。これであれば、業務遂行時の賠償事故に対応可能です。多くの保険会社では、年間5000円以下の保険料で加入できます。(対人・対物1億円補償)

必要に応じて検討したい保険

個人事業主に労災はありません。それについても考える必要があります。ここでは、生活の維持について解説をします。

交通傷害保険・普通傷害保険

これは災害や事故で自分自身が負傷した時に支払われる保険です。交通傷害保険は、交通事故に補償範囲がしぼられるため割安です。普通傷害保険は、日常生活、仕事中やスポーツ、レジャーなどのさまざまな事故によるけがを保証します。保険料は補償額の設定次第で変わります。自分自身の負傷は、収入減に直結するので、医療費のカバーではなく、休業中のリスクも含めて補償額を検討しましょう。

就業不能保険

これは、災害や事故、病気などで就業不能状態になった時月給代わりに給付金が支払われる保険です。生命保険会社では、就業不能プランや不能保険のような名称であったり、総合収入補償保険、給与サポート保険、生活保障督促付き家族収入保険であったり名称はさまざまなです。就業不能まで補償範囲に入るため、保険料水準は安いものではありません。

まとめ

以上デリバリーサービス配達員に必要な保険でした。保険は必要以上に入りすぎるとバカにならない料金になってしまいます。各自の考え方や働き方によっても、保険内容は変わってきます。自分の業務内容に合わせた内容を申し込みましょう。