ピザハット

・ピザハットの母体はケンタッキーフライドチキン

ピザハットはKFC系列のピザチェーン店で、国内だけではなく、世界規模で見た際にも最大級のデリバリーピザチェーンとなります。
名前のピザハット(Pizza Hut)は直訳するとピザ小屋となり、ロゴの赤いマークは小屋の赤い屋根をイメージしたものとなっています。
日本語的にはつい帽子のハット(Hat)をイメージしてしまい、あの赤いマークも赤い帽子であると勘違いしている方が多いですが、実は全く別のものなのです。

本店はアメリカのテキサス州に位置し、現在はヤム・ブランズの小会社としてケンタッキーフライドチキンやタコベルなどと同系列の店舗として事業を展開しています。
現在本店のあるアメリカ国内では7200店舗以上の、さらに世界全体で見た場合90の国と地域で店舗展開しており、その数は5600店舗以上となっています。
日本ではマスターライセンシーとなっている三菱商事の子会社日本KFCホールディングスのもと、全国展開するピザチェーン店として親しまれています。
数多くのメニューを取り扱っており、子供から大人まで幅広い世代に親しまれる工夫が行われています。
特に大人数で集まって楽しむことのできるメニューや、一枚で4つの味を楽しむことの出来るピザなどが人気を集めており、サイドメニューの豊富さも相まって大変人気の高いピザチェーン店として挙げられます。

・特徴
またピザハットの特徴として、2006年以降アニメやゲームといった作品とのコラボ・タイアップを積極的に行なっている点が挙げられます。
たとえばコードギアス反逆のルルーシュでは、作中のキャラクターがピザハットのピザが大好きであるという設定を盛り込み、それによって作品とピザハットの大々的なコラボレーションを実現しました。
作中には実際には存在しないキャラクターなども登場し、それが現実世界の宅配用ボックスにフィードバックされるなど、作品のファン層を囲む戦略も大きな成果をあげています。
最も一般的なタイアップスタイルとしては、ピザハットの商品・ピザ・パッケージ・広告が作中に登場する、またはその作品の広告を実際のピザボックスに投影する、さらにはオンラインオーダーをしたユーザーを対象としたプレゼントの実施などとなります。

・新しい試みも

オンラインオーダーではジャーマンポテトのプレゼントなどを実施しており、またポイントサービスによってさらにお得に次回注文を行うことができるなどのサービスも実施しています。
最近では石窯焼きのピザや茹でたてパスタなどを提供するピザハット・ナチュラルなどの新しい店舗展開も行なっており、ますます目が離せない注目企業と言えるでしょう。