ストロベリーコーンズ

・革新的なアイデアで業界に参入した

ストロベリーコーンズはピザデリバリーを行なっている企業の名前でもあり、また同社が運営する宅配ピザチェーン店の名称でもあります。
特に若い世代を中心に大変人気の高いピザチェーン店であると同時に、今日の宅配ピザにおいてスタンダードなメニューとなっている様々な斬新的アイディアを実現した店舗としても有名です。
他のピザデリバリーの多くが本社をアメリカに置くなど、外資系企業であるのに対し、ストロベリーコーンズは本社を東京に置く日本の株式会社であり、元々はアイスクリーム専門店としてオープンした会社でした。
しかし冬場に売上が落ちてしまうという構造的な問題による経営不振を回避するために、ピザの宅配を開始したところ、こちらが大ヒットし、現在でも人気のピザチェーン店として知られています。

宅配ピザにおいては同社の名を冠したストロベリーコーンズ、ならびにナポリの窯という2つの独自ブランドによって全国展開しており、その市場規模は業界第4位という人気の高さを誇っています。
日本以外にも店舗を構えており、カナダに1店舗、アメリカに1店舗存在しています。

・顧客満足度1位獲得も

ストロベリーコーンズの魅力の1つがやはり新しいアイディアの創造にあります。
フォーシーズンという今では他のピザチェーン店でも実施している1枚のピザで4つの味を楽しむことのできるピザメニューを開発したのも同社であり、また本格的なイタリアンレシピをデリバリーサービスで提供するなどのサービスをはじめたのも同社が初となります。
前者はストロベリーコーンズで、後者はナポリの窯として、全国的に大きくファン層を広げるところとなっています。
特にナポリの窯はオリコン顧客満足度調査において2011年度の宅配ピザジャンルで全国総合1位という輝かしい実績を誇る店舗となっています。

・システムの工夫もし成長しつづける

最近ではオンラインオーダーによるサービスも拡充されています。
また2003年からは酒類の宅配も開始しており、より多くのユーザーのニーズに応えられるサービスの充実をはかるところとなっています。

なおストロベリーコーンズでは宅配ピザに特化した専用の情報システムを構築しており、これは創業者の宮下氏がIBMで培った経験・知識によるところも大きいものとされています。
このシステムはコンピューターに詳しくない人でも簡単に利用できるものであり、これによってFC経営のハードルを下げ、現在の大きな市場規模の獲得につながることになるのです。
そして今日では顧客満足度の高いサービスを提供する企業となっているわけです。